誰でも1度は音声入力という言葉を聞いたことがあるでしょう。
しかし実際に使っている人はそれほど多くありません。
音声入力は手で文字を入力しなくても声を発すればその声を認識して文字を入力してくれる便利な機能です。
近年の音声入力機能は精度が上がっているため、プライベートだけでなく仕事にも利用できます。
そのため今まで音声入力の存在を知っていたけれど使ったことがないという人は、これを機に音声入力にチャレンジしてみましょう。
まずは今すぐにできる使い方から試してみるのがおすすめです。
このページの目次
どんなシーンで使える?
音声入力はパソコンでもスマートフォンでも利用できます。
短い音声にしか対応していないと思われがちな音声入力ですが、長文の音声入力も可能です。
そのためメールやスケジュール管理だけでなく、仕事の資料やレポートなどの長文を作成するときにも利用できます。
まだ使ったことがない人は、まずスマートフォンの音声入力にチャレンジしてみましょう。
音声入力機能を利用するためのアイテムを用意する必要はないため、気軽にチャレンジできます。
連絡メールはすべて音声入力
私の場合、連絡メールはすべて音声入力です。
文字を入力する手間や漢字を探す手間が省けて、入力の時間を短縮できるからです。
スマートフォンの場合はキーボードに表示されるマイクのアイコンをタップするだけと使い方が簡単なため、スピーディーに連絡のやりとりができます。
どのスマートフォンでも基本的な使い方は同じです。
スケジュール入力も音声入力なら楽
音声入力を利用すればスケジュール入力も楽になります。
スケジュール帳を開いたりデジタルのスケジュール帳を立ち上げたりしなくても、スマートフォンに向かって「カレンダーに追加して」と言えばスケジュールを入力してくれます。
使い方はスマートフォンの機種によって異なりますが、主な使い方は以下のいずれかです。
- スマートフォンの横のボタンを押して内蔵されているアシスタント機能に話しかける
- アプリに内臓されているアシスタント機能に話しかける
予定を知りたいときもアシスタント機能に話しかければ、その日の予定を教えてくれます。
メモをしたいときこそ音声入力
買い物リストを作るときやちょっとしたアイディアが浮かんだときなどは、メモ帳に手書きでメモをするという人も多いでしょう。
しかしメモをしたいときにこそ音声入力を使うのがおすすめです。
スケジュール入力と同様にスマートフォンに「〇〇とメモして」と話しかけるだけでメモを作成できるからです。
紙とペンを使うメリットも当然あるでしょう。
しかし音声入力はメモが必要なときに瞬時にメモを作成できて便利な上、メモをしたい内容を忘れることもありません。
簡単な文章作成なら長文でもOK
長文のブログ記事も音声入力機能を使って作成できます。
専門的な知識を必要としない内容の場合は入力ミスが少ないため、音声入力をした内容を校正するだけでブログをアップすることが可能です。
専門的な知識が必要な場合は参考資料を見ながら記事を作成するためタイピングが必要ですが、自分の考えを伝える記事や簡単な説明文などを作成するときは音声入力で十分です。
入力時間もかなり短縮できます。
私の場合2000文字の文章をタイピングで作成する際は最低でも1時間くらいかかりますが、音声入力をすると15分で完成します。
校正をする時間を含めても30分もあれば十分です。
音声認識の能力はかなり高い
数年前は音声がきちんと読み込まれずに漢字変換ミスや誤字脱字もありましたが、今はほとんどありません。
それだけ音声入力のクオリティが高くなっているのです。
そのため長文を作成するときも安心感があります。
実際に音声入力を試してみればその精度の高さに驚くでしょう。
ただし100%正確に入力できるわけではありません。
正確性を高めるためには、ちょっとしたポイントを押えて利用する必要があります。
音声入力の正確性を高めるためのポイント
パソコンで音声入力をする際に正確性を高めるためにはマイクの性能が重要です。
ココがポイント
パソコンにマイクが内蔵されている場合は外付けのマイクを使わなくても音声入力できますが、精度を高めるためにはやはり外付けのマイクが必要です。
また記号や句読点をきちんと発音するのも大切なポイントです。
そのため例えば句読点が必要な場面では「マル」や「テン」などと声に出しましょう。
こんな使い方もできる!
今まで紹介してきた使い方は音声入力の基本的な使い方です。
基本的な使い方だけでも音声入力の魅力がわかると思いますが、仕事で音声入力機能を使う場合はもう少し高度な使い方にもチャレンジしてみましょう。
例えば会議のデータを聞きながら自分にとって必要な部分だけを抜粋して音声入力をするなどです。
パソコンやスマートフォンのアシスタント機能は肉声は認識しますが機械から聞こえる音声は認識しにくいため、自分が発した声だけを入力してくれます。
音声配信でも使える
音声配信でも音声入力機能を使えます。
私も仕事やプライベートで音声入力を使う中で、音声配信コンテンツで音声入力を使うこともできるのではないかと思うようになりました。
しかし大掛かりな音声配信をしようと思うと機材を揃えるのが大変です。
そのため今は音声配信アプリを利用して気軽に情報発信しています。
ゆくゆくは音声入力機能を使って自動字幕付きのライブ動画配信をしたいと考えています。
音声入力にシフトするメリット
音声入力にシフトすると次のようなメリットがあります。
- 入力作業が早く終わる
- 疲労を感じにくくなる
- メールに早く返信できる
- 入力の場所を選ばない
特にパソコンで長時間入力作業をする場合は、音声入力にシフトすると上記のメリットを実感できるでしょう。
時間を効率的に使える
繰り返しになりますが、やはり音声入力は手で入力するよりも入力時間が圧倒的に早いです。
参考
音声入力を利用した場合、タイピングで文章を作成したときよりも約74%の作業時間を削減できたというデータもあります。
そのため空いた時間を使って念入りに校正作業をしたり家事をしたりして、時間を効率的に使えます。
もちろんスマートフォンの場合も同様です。
肩こりや目の疲れを軽減できる
デスクワークでパソコンを使う人は、肩こりや目の疲れに悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
私も肩こりと目の疲れに悩まされていた1人です。
音声入力をするまではパソコンを立ち上げるのも嫌になるときがありましたが、今は楽に仕事ができています。
ずっとパソコンの画面を見たりキーボードを叩き続けたりすることがなくなったからでしょう。
腕や肩、目の疲れを感じている人は、試してみると疲れの感じ方が変わるかもしれません。
メールの返信が早くなる
私の場合パソコンを立ち上げてメールを返信しなければならないときは返信するのが億劫で、つい返信が遅れてしまうことがありました。
しかし音声入力を使ってからは楽に入力できるため、今は返信するのもスピーディーです。
注意ポイント
ただし音声入力を使える内容のメールばかりではないため、メールの内容によって入力方法を使い分けています。
音声入力を使うのは主に次のような内容のメールです。
- 質問に対する返答
- 事務的な内容の返答
一般的な言葉のやりとりならば音声入力で十分です。
音声入力の場所はどこでもOK
交通量が多い場所などの雑音が激しいところでは、発した言葉が正しく認識されない可能性があります。
しかしあまり雑音がない屋外や屋内であれば、きちんと音声を認識してくれることがほとんどです。
最近の音声入力機能は精度が高まっているため、複数の音の中から自分の肉声だけを認識してくれます。
そのためメールの返信やスケジュール入力などの簡単な入力作業であれば、屋外でも音声入力が可能です。
もちろん歩きながらでも大丈夫です。
小さい声でも認識してくれるため、是非試してみましょう。
まとめ
これまで音声入力を使ったことがない人は、この機会に音声入力を使うことをおすすめします。
とにかく作業のスピードが違います。
また疲労の感じ方もこれまでとは変わるはずです。
スマートフォンならば新しくアイテムを購入しなくてもすぐに利用できるため、まずはスマートフォンの音声入力からはじめてみましょう。
スマートフォンの音声入力に慣れたら、パソコンでも試してみてください。
専門性の高い内容でなければ長文でも問題なく文章を作成できます。
ここ数年は仕事の仕方も変化してきています。
特にコロナウィルスが蔓延してからはパソコンを使ってリモートワークをする人が増えました。
そのためこれを機に便利な機能を使って仕事の進め方も変えていくのがおすすめです。
音声入力もその一つとして積極的に活用していきましょう。