本音を知れたらもっと良い人間関係を築けるのに…と考えている人も少なくないでしょう。
特に質の高い仕事をするためには、短い時間の中で相手が考えていることを的確に見抜く必要があります。
そのためもっと仕事で成果を出したいと思っている人は、本音を見抜くスキルを磨くと良いでしょう。
本音を見抜くために必要な基本的なスキルは観察力です。
まずは相手をよく観察して本音をキャッチしましょう。
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このページの目次
本音を見抜く必要があるシーン
会話をしているとこの人は本当に本音で話しているのだろうかと気になることがあるでしょう。
特にビジネスのシーンでは本音を聞き出すことが重要になってきます。
例えば次のようなシーンです。
- 取引先と接するとき
- お客様と接するとき
取引先やお客様が考えていることを見抜ければ、取引先やお客様が本当に満足できるサービスを届けられます。
つまり相手の痒いところをピンポイントでかくことができるようになるのです。
そのため短い時間の中で相手が考えていることを理解する必要があります。
相手の仕草から本音を見抜こう
口ではこちら側の話に合わせるようなことを言ってくれていたとしても、実際は全く違うことを考えていることもあります。
そのような本音の部分は仕草に表れることが多いです。
そのため本音を見抜きたいのならば相手の仕草を確認しましょう。
特に手の動きや座り方をチェックするのがおすすめです。
不安感を抱いていたり都合が悪かったりする場合は、手をよく動かす傾向にあります。
また座る位置を頻繁に変える場合も居心地の悪さを感じている可能性が高いです。
そのためもし相手がそのような落ち着きのない仕草をしていたら、その日はとりあえず話を切り上げるのも1つの方法です。
表情にも本音が現れる
仕草と同様に表情にも考えていることが出やすいです。
例えば愛想笑いをしているときは退屈に感じている可能性があります。
愛想笑いか否かを見極めるためには、目が笑っているか否かをチェックしましょう。
また笑顔が突然消える場合も愛想笑いの可能性が高いです。
逆に目を大きく見開いているときは、こちら側の話に興味を持っていると理解して良いでしょう。
その場合は新商品やサービス内容の詳細、料金などを伝えても嫌な反応をされることが少ないです。
本音を引き出すために自分ができること
相手の仕草や表情を見れば相手の本音がわかりやすくなります。
ただしその人の言葉を実際に聞いているわけではないため、こちら側が感じたことが相手の考えていることと同じだとは言い切れません。
また今後良い関係を築いていくためにも、やはり言葉で本音を言ってもらうのが一番です。
そのためには相手の本音を引き出せるような会話術を身につける必要があります。
私が実際に実践している2つの会話術を以下の項目で紹介していきます。
思い込みをなくす
会話をするときは思い込みをなくしたほうが良いです。
相手が言葉にしていないのにもかかわらず、きっとこのように考えているに違いないと勝手に思い込んだまま会話をしないようにしましょう。
特に仕事の話をしているときに思い込みをしたまま会話をすすめると、重大なミスにつながることがあります。
注意ポイント
相手が考えていることを間違って解釈したままどんどん間違った方向に話がすすんでいってしまうため、気づいたときには大きなミスを犯していることもあるのです。
また自分の考えを言わなくても相手に理解してもらえるだろうと思い込みをするのもやめましょう。
相手もまた間違った解釈をする可能性があります。
きちんと言葉にしてもらう
では思い込みを避けるにはどうすれば良いのでしょうか?
それは言葉で伝え合うということです。
特に重要なことは言葉にしなければなりません。
相手に本音を話してもらうためには質問をする必要があります。
本音を引き出すためには次のような質問をするのが効果的です。
-
二択の質問を用意する
-
具体的な質問を投げかける
-
質問を深堀する
上記のような質問をして相手が答えてくれているときは同意をしましょう。
相手は同意をされると安心するため、本音を話しやすくなります。
また自分の考えを言葉で伝えることも大切です。
ただし自分が先に話すのではなく、相手の話をしっかり聞いてから自分の考えを伝えるのが望ましいです。
わかりにくい言葉を使わない
わかりにくい言葉を使わないことも重要です。
例えば以下のような横文字です。
- クリエイティブ
- マーケティング
上記の横文字は日常でも広く使われている言葉ですが、人によってとらえ方が違う言葉でもあります。
例えばクリエイティブという言葉は創造的という意味で使われるのが一般的です。
しかし広告業界では広告素材、Web業界ではバナー広告に使う画像という意味を持ちます。
マーケティングもリサーチや広告宣伝など職種によって言葉のとらえ方や使い方が異なります。
お互いが違う認識のまま会話をすすめると話がかみ合わなくなるため、なるべく横文字を使うのはやめたほうが良いです。
またわかりにくい言葉を頻繁に使っていると相手も話を聞くのが面倒になり、そのうち話を聞き流すようになってしまうため、わかりやすい言葉を使って話しましょう。
まとめ
相手の本音は仕草や表情に表れやすいため、仕草や表情を注意深くチェックすれば初対面の相手の考えていることでもある程度理解できます。
しかし確実に本音を知るためにはやはり考えていることをきちんと言葉にしてもらう必要があります。
言葉にしてもらうと本音が明確化されるため、お互いの認識がずれることによって生じるミスを減らせます。
そのため本音を引き出せるような会話術を身につけましょう。
話すテクニックよりも聞き出すテクニックを磨くことが重要です。
本音を見抜くための観察力や会話術は仕事でもプライベートでも使えるため、本音を見抜くためのスキルを身につけておいて損をすることはありません。