成功する人としない人の違いは、すぐに行動できるか否かにあります。
後で行動しようと思っていると、その間に絶好のチャンスが逃げてしまっている可能性があるからです。
そのためまずは行動に移すことが大切です。
しかし闇雲に行動に移すと痛い目に合うこともあります。
ビジネスシーンにおいては軽はずみな行動によって会社の運命が変わってしまう可能性もあるのです。
そのため成功者の多くが利用するプロセスを参考にしながら行動しましょう。
今回は自身の経験談も踏まえながら、すぐに行動することの重要性やビジネスで成功するためのプロセスを解説していきます。
このページの目次
成功する人はすぐに行動する人
成功する人には共通の特徴があります。
思いついたらすぐに行動する
成功する人としない人の違いは、何かアイディアが思いついたときにすぐに行動するかしないかにあると言っても過言ではありません。
成功する人はすぐに行動する人というフレーズは、ビジネスを成功に導くためのマニュアルやビジネス成功者のソーシャルネットワークサービスなどでも頻繁に使われています。
また以下のことわざもビジネス用語として利用されることが多いです。
チャンスの神様は前髪しかない
このチャンスの神様とは、ギリシャ神話に登場するカイロスがモデルになっています。
カイロスには前髪しかありません。
そのためチャンスの神様は前髪しかないということわざが誕生したのです。
ポイント
チャンスの神様が近づいてきたときに躊躇せずに前髪をつかめる人だけが成功をつかめる、一瞬で迷って自分の横を通り過ぎたときには横や後に髪の毛がないのでつかめないという意味があります。
つまりこのことわざでは、チャンスがきたときは躊躇わずに行動するべきだと説いているのです。
実際はどのようにして行動すれば良いのか
では実際のシーンではどのように行動すれば良いのでしょうか?
すぐに行動することが大切なことに変わりはありませんが、まずは行動する前に計画を立てることが大切です。
計画を立てないで行動すると無駄な作業が多くなるからです。
情報収集をして計画を立てながら行動します。
私が起業したときは、まず行動してから考えるという考え方で仕事をしていました。
それが良い方向に向かい今では法人化して10年間仕事を続けていますが、成功の裏では多くの失敗もありました。
そのため今はとりあえず行動するのではなく、まずしっかりと情報収集をしてから行動に移すようにしています。
ビジネスの世界ではPDCAが大切
どのように行動すれば良いのかをより具体的に紹介しましょう。
ビジネスの世界ではPDCAサイクルを意識することが大切です。
PDCAサイクルとは管理業務の継続的改善手法のことを言います。
以下にPDCAの内容をまとめました。
- P…Plan(計画)
- D…Do(実行)
- C…Check(評価)
- A…Act(改善)
つまり計画を立てて実際に計画を実行し、その行動を評価して改善すべき点があったら改善するということです。
上記の4段階を繰り返し、業務を継続的に改善します。
PDCAサイクルは主に日本で使われている手法です。
PDCAのActは活動するという意味を持ちますが、日本においてはアジャストする、つまり調整するという意味で使われることが多いです。
※PDCAサイクルに関してはサイト運営を例に詳しく説明しているページがあります。
参照してみてください。
直感は無視するべき?
先に紹介したPDCAサイクルを見てもわかるようにまずはしっかりと情報収集をしながら計画を立て、それから行動に移すということが重要です。
しかしこれまでの経験で直感も大切だと思っています。
ただしすべてを直感で決めるのはギャンブルをしているようなものです。
そのため自分の会社の運命を決めるような大事なシーンで直感をあてにするのはおすすめできません。
直感も無視できませんが、やはり情報収集をして行動することが求められるのです。
直感は直感、しかしPDCAはしっかり行うというように、自分の中で区切りをつけています。
すぐに決断しなければならないときはどうする?
ビジネスシーンにおいてはすぐに決断しなければならないこともあるでしょう。
またプライベートでも何かを購入する際や申込みをする際などの気持ちが高まっているときは、すぐに決断したいと思うはずです。
そのように短時間で決断しなければならないときは、3時間様子を見ることが大切です。
この3時間はインターネットなどで情報を調べることに集中し、その他の情報はシャットアウトします。
3時間あれば十分な情報を集められるはずです。
また商談を持ちかけられたときなどの今すぐに決断することを求められたときは、相手に3時間待って欲しいと伝えましょう。
相手に待ってもらっている間に情報をリサーチします。
そのようにして情報収集をしていくと気持ちも落ち着いてきます。
注意ポイント
気持ちが高まったまま行動するよりも一旦冷静になり、情報収集をしてある程度計画を立てた後に行動すれば、後悔のない決断ができる可能性が高いです。
キーワードは3時間
とにかくすぐに決断しなければならないときでも、決断するまで3時間待つことが大切です。
キーワードは3時間と覚えておきましょう。
待つのは3時間のため、一般の人から見ればすぐに行動する人の分類に入るのかもしれません。
しかし3時間あれば一度頭を冷やして冷静さを取り戻せます。
物事を俯瞰で見ることができるようになるのです。
自分でもこの時間を大切にしており、一度冷静になってから計画を立てて行動するようにしています。
つまり気持ちを落ち着かせてからPDCAサイクルのPのプランが始まるということです。
具体的には仮のプランを立てて、行動に移しながらプランを修正していく形です。
そうすることで自分の行動を最大限に効率化できます。
そのため即決断を求められたときも、とにかく3時間は冷静になる時間を持つことが大切だと感じています。
まとめ
すぐに行動することが大切だということがわかったのではないでしょうか?
行動したほうが良いか否かと考えている一瞬で流れが変わってしまうことも少なくありません。
そのため思い立ったら行動することが重要です。
ただしPDCAサイクルを意識しながら行動する必要があります。
行動する前にプランを立てることが大切だということです。
どんなに急いで決断をしなければならないときでも、物事をしっかりと調べておおよそのプランを立てるのが望ましいです。
とりあえず3時間の時間を確保し、リサーチとおおよそのプラン決めを終わらせましょう。
細かいプランは行動しながらでも調整することが可能です。
行動した後はその行動を評価して改善し、またその改善点をもとにプランを立てましょう。
特にビジネスで成功するためには、このPDCAサイクルを意識した上ですぐに行動することが大切です。