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サイトやブログの匿名のメリット・デメリット

サイトやブログの匿名のメリット・デメリット


今でも議論になっているサイトやブログの匿名運営。

実名公表と匿名運営は実際にはどちらが良いの?
訪問ユーザーの信頼性やSEOとの関係性、順位には影響があるのか?

現時点で匿名で運営するメリットとデメリットは以下の通りです。

匿名運営のメリット

  • 運営者情報が掲載していないので、基本的に他人にバレない
  • 名指しでの攻撃や避難を受けることはない
  • 営業電話やチラシなどの郵送物が届くことはない
  • いざという時は運営をやめても追求されることはない
  • 正直、あまり胸を張って他人に言えない内容のコンテンツ運営ができる
  • 公開した運営情報や写真などが悪用・拡散されない

匿名運営のデメリット

  • よほどコンテンツが良くないと、信頼されるまでに時間がかかる
  • 検索エンジンのEATの部分で、参入ジャンルによっては上位表示されにくい場合がある
  • サイト・ブログ界隈以外の一般人には怪しまれる場合がある
  • 一般企業の方は実名の方を信頼されやすいことが少なくない
みや
結論からいうと、匿名運営でも提供するコンテンツ内容が素晴らしければ信頼されますし、実名運営でもよくないコンテンツや悪いことを行なっていれば信頼されないし、収益にあげることはできません。

単純なリテラシーのない意見は捨て置きます

匿名=稼げない
実名=稼げる

取り組みの環境や考え方も含めて、様々な角度からの現状をまとめています。

SEOとの関係は?


検索エンジンの検索順位は相対性であること。
検索キーワードに対してアルゴリズムの自動判別により上位表示していくのが検索エンジンです。

しかも検索アルゴリズムの判定基準は200以上もあり、その中から膨大な計算によって順位は決められているわけで、匿名運営でも他のサイトやブログが弱ければ上がるんです。

基準はコンテンツの質が根底にあります

匿名だから上位表示しないわけではない
実名だから必ず評価が良いわけでもない。


ただグーグルは確実に運営元情報の透明化を進めているのもは事実。

グーグルの方向性

健康や美容、金融などのYMYLの中心ジャンルでは、すでにEATと呼ばれる専門・権威・信頼のある運営元の判別も行われています。

運営元の解らないサイトやブログの検索フィルターはいつ本格的に発動するかはわかりませんので、その点も念頭に置いた方が良いです。

みや
「どんなコンテンツが掲載されているか?」ではなく「誰がコンテンツを書いているか?」は実名運営の最たるもので、「単純に匿名でもいいじゃん」と安易には言えないのも現状です。。

EATはこちらに詳しく掲載しています。

YMYLはこちらに詳しく掲載しています。

もしかしたら今後、匿名運営を完全に排除する時代がやってくるかもしれません。
(こればっかりは推察の域を出ませんが)

インターネットは匿名で表現できる場ですが、今後のグーグルの動向が気になる部分です。

匿名運営でも問題ない場合

運営する媒体の種類によって多少の認識の違いは生まれてきそうです。

ただ基本的には匿名運営でも可能で、世間や検索エンジンに認知される場合もあり、以下の場合などはこだわらなくても良さそうです。

中古ドメインを使ったミニサイトや商標名キーワード

運営情報も関係なくドメインパワーと自作自演リンクで上位表示させる場合。

みや
検索順位は相対性ですので、ライバルの弱いキーワードを狙って上手にパワーを供給できれば上位表示します。

同じ理屈で商標名キーワードをテーマにしたサイトを使う場合の一緒です。

また中古ドメインを使う場合、スパムドメインも存在するので大掛かりな運営サイトではなく、失敗しても被害の少ないミニサイトで使われる場合が多いです。

運営元がそこまで重要視されていないジャンル

ユーザー側が運営情報を重視しないことが多いジャンルの場合、匿名運営がまだ成り立っている場合があります。
業界によって常識や習慣などは違い、認識が変わっているイメージです。

YMYLのジャンルとも重なってきますが、売り上げや集客、稼ぐ方法といったノウハウ系ジャンルなどはまだ意識が薄いと言えそうです。
匿名か実名かの基準よりも「情報が知りたいという欲求」が優っている感覚です。

基本的に欲求が強い、悩みが深いジャンルなどは匿名でも通用するイメージがあります。
(ですのでグーグルはYMYLを公言して整備しているんですけど。)

芸名やニックネームでも成立はする

また本名ではなければいけないとかではなく、世間一般の認知度の関係だと思います。
例えば芸能人でもほとんどの人が芸名ですよね。

みや
本名ではなくても芸名でも世間に認知されていて固有名詞検索があり、さまざまな人がサイトやブログ、SNSで紹介されれば、検索エンジンから見た時にEAT(専門性・権威性・信頼性)がクリアされると思っています。

芸能人ブログやSNSも本名や住所や電話番号などは掲載していませんので。
(所属事務所などは掲載しているかもしれませんが)

戸籍登録している名前でなくても良いですが、匿名で運営するのであれば、世間の人に固有名詞検索されるレベルでその匿名が認知される努力や対策が必要という事です。
住所や連絡先、お問い合わせ案内などの運営情報なども一緒です。

本気でサイトやブログ運営するなら、最低限の個人情報は開示する必要がある時代になりました。
 

実名運営が良いと思われるもの場合


逆に実名で運営していく方が良い場合も考えられます。

ネットショップ・販売ページ・サービスサイト等の場合は実名運営の方が良いです。
基本的にお金が発生するものは、運営者情報を掲載する方が良いです。

ある程度の金額や、名前や住所を登録するもの、クレジットカード登録が発生する場合は、匿名運営では怪しまれる場合があります。

ウェブ経営者以外は基本は実名活動

みや
やはり自分で起業・お店を経営していたりする場合は実名で運営するものです。

本業で実運営する場合、ニックネームで全てを隠すことはあまりありません。

本名が良い業種も

例えば弁護士や税理士など匿名運営サイトで最後まで個人情報は明かさないで契約しようとされても多くの方は躊躇しますよね。

最低限の身元確認などはしておきたいものです。
実名や個人情報や公開することで信頼もアップする業界もあります。

 
また規模の大きい仕事の請負で会ったり、実際に対面することのある仕事では、最低限の運営情報の確認しますし匿名で全てを済ますことはあまり聞きません。
会社訪問をした場合、匿名で名乗ることは絶対位にありません。

クラウドソーシングは匿名でもOKな時代

ただ今はクラウドソーシングやココナラなどの、スキルの売り買いやオンライン外注サービスの普及により匿名で仕事の受発注ができるようになりました。

クラウドソーシングや働き方の意識も変わってきているので、若い年代を中心に変化してきています。
この辺も実名か匿名かの意識も変わってきているのも事実ですね。

まとめ 私の見解はコンテンツ重視。ただ検索エンジンの動向は注意

みや
全くの無名の状態から有名になるまでの過程では、実名の方が個人情報の開示によって安心感を与えるので有利な場合もあるが、、ある程度の知名度や実績が出てきた場合は、匿名でも遜色はなくなってきますよね。

だから周囲に信頼を得る・ファンを獲得するという意味では匿名でも一向に構いません。
最初の有名になる途中段階の時点で、実名運営が有利なだけだと思います。

コンテンツが素晴らしければファンは獲得できる

もし副業の場合や他人に知られたくない場合は、しっかり良いコンテンツを作っていけば良いと思います。
実名と言うのも看板の一つに過ぎないでの、継続的な活動により信頼が獲得できファンも獲得していけると思います。

検索エンジンは注意する場合も

検索エンジンに対しては、ジャンルや運営手段・方法によって認識が変わっていくので方向性に合わせていけば良いと思います。
ただYMYL・EATが強化されいつ匿名のフィルターが強くなってしまうのかは不明です。
すでに強化されているジャンルがある以上、この方向性は加速していくのは間違いありません。

みや
そういう意味では実名・運営情報の公開の方が対策としては「無難」かと思います。

匿名で運営する自分のメリットとデメリットを確認し、ゴール設定をどこ置くかで意外とはっきり決まりそうです。


 

  • この記事を書いた人

宮武大輔

ウォーカーネット運営責任者。株式会社フルスペック代表取締役。2012年WEB集客・広告業で起業。複数メディアサイト運営&ウェブマーケティング&ネット集客の受注・コンサルティングを行う。愛犬家。さらに詳しいプロフィール→宮武の詳細プロフィール

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