若い年代に爆発的な人気の動画配信アプリTikTok(ティックトック)を使って収益化できるか?
現在のTikTok広告プログラムの現状と、収益・ビジネス活用について考えてみました。
TikTokとは
スマホで撮影したものを簡単にアプリで加工してアップロードできる部分で若い年代に人気です。
動画配信は15秒~60秒ほどの短い時間帯で、動画本体には途中に広告が出ない仕組み。
爆発的な人気
運営会社は中国。
既に存在するショートムービーアプリよりも後発組だったが、今はダウンロード数十億回を突破しYouTube、Instagramに続き、App Storeでは第3位にランクしています。
TikTokが人気の理由
- すべての操作をスマホで完結(パソコンから投稿できません)
- 15秒~60秒ほどの短い動画
- 若い年代が中心(85%が24歳以下)
- 素人感の動画が多い
- コメントが入りやすい
- AIに力を入れている(動画のランダム表示により無名でも再生されやすい)
やはり若い年代、特に10代から20代前半までの方に爆発的な人気があるようです。
(いずれ日本でも導入されるでしょう)
では実際に広告プログラムの現状とマネタイズについてご紹介していきます。
TikTokの広告プログラムの現状
TikTokでは広告プログラムYouTubeのような広告収入制度は現在ないです。
YouTubeのようなアドセンス広告もないし、投げ銭制度もありません。
現在は広告収入制度がありません。
収益化プログラムの開始を予告している
ただ今後は解りません。
2019年中に開始すると西田副社長がアナウンスしました。
参考
TikTokが収益化プログラム開始を予告!CREATOR’S LAB. 2019現地レポート
トップから中堅のクリエイターとシェアする形で広告プロモーションをタイアップする方向で進めているそうです。
YouTubeのような直接広告収入を稼ぐような仕組みではないようです。
(いきなり全ユーザーに収益化を可能にしたら、スパムで横行して今うと思いますので。)
現在は「ある程度、人気を確立しているユーザーに企業タイアップ」という方向性です。
YouTubeの黎明期と同じ?
2011年から開始したらしく、今ではユーチューバーという職業として確立されるようになってきました。
参考
YouTubeクリエイター育成プログラム
この時代は動画やSNSそのものがほとんど存在しない時代でした。
現在は既にYouTubeやInstagram、動画配信アプリが多数存在するので、YouTubeのように成長するかは不明な部分もあります。
TikTokの一般的な収益化の考え
YouTubeのような広告収入が得られない現況で、もし他にビジネス活用するのであれば以下の方法があります。
他SNSへのアクセス誘導
TikTokは動画本体やプロフィールにURLを貼り付けることが出来ません。(今はフォロワー1000人になるとURLをプロフに入れられます)
しかし「Instagram」「YouTube」「Twitter」アカウントを公開設定できます。
そして他の媒体よりさらに広告収入や投げ銭機能のある媒体への誘導していく導線になるでしょう。
広告収入・読者誘導の種類
- ブログ
- ウェブサイト(ホームページ)
- メルマガ登録
- LINE@アカウント登録
- YouTube広告
投げ銭機能のある媒体
- YouTube Live
- ニコニコ生放送(ニコ生)
- SHOWROOM
- 17ライブ
- ぽこちゃ
もし収益やビジネスを考えた際には、現在はこのような誘導になるでしょう。
誘導先媒体よりビジネス展開していけばよいです。
知名度をあげるための手段
一つのアカウントとして育てていけば、アクセス数も多くなり比例して知名度も上がります。
TikTokはシェア機能があるので、関心のある動画をアップすればツイッターのような拡散が期待できます。
シェア拡散できる主なSNS
- Line
- kakaoTalk
- Band
そして知名度をあげていくと、いろいろビジネスチャンスは広がります。
企業やビジネスマンからのオファーも考えられます。
広がるビジネスチャンス
- 紹介配信の報酬
- イベントを行う(またはイベントに招待される)
- スポンサーを見つける
- タイアップ企画
企業や店舗・個人活動している方はTikTokを重宝するかもしれません。
(ただし市場は10代から20代前半が対象と考えた方が良いので、マッチしないジャンルやカテゴリ・職種は限られてきますが)
まとめ TikTokはこれからも期待大
TikTok(ティックトック)はYouTubeのような直接広告の仕組みはありませんが無視できません。
SNSとしては使いやすい
インスタやユーチューブのような動画の時代の流れにのり、ツイッターのシェア拡散機能という良い面を装備している所もあります。
※ただ若者向けのジャンルによる
ただYouTubeの黎明期よりはライバルとなるSNSの種類も多く、クリエイターも多いです。
人の目に引く動画を作成しなければいけませんし、競争は激化します。
動画制作のプロではなく、初心者の方の動画はが多いですが、アイデア勝負にはなりそうです。
その点を踏まえてTikTokの成長を期待して参入して先行者利益を得るのも一つです。